チョコレートドーナツ

ようやく、久しぶりに映画を観るテンションに持っていけたので、チョコレートドーナツをレンタルして観ました。

映画観たいなあとぼんやり思いつつ、スターウォーズシンゴジラ君の名は。も怒りも観なかった。
他に夢中になっているものがあると、映画を観る隙間を自分の中に残していられないんだと、つくづく感じました。
好きなものに依存して没頭してしまうタイプだと。


先日、15日にVJSとamazarashiのライブにいった余韻が、まだ抜けないけどようやく少しは薄れたのかなと思います。
月曜日で、映画が安く観れる日だったので映画館にいったのですが、これを観るぞ!という気分にならなかったため、レンタルショップへ行って帰ってきました。
下調べが足りなかったのもあるけれど、昼間ということもあり人がたくさんいたからでしょうか。
普段は節約のためにレイトショーで観ることが多いので、ガヤガヤしているのは苦手なのかもしれません。
映画はひっそりと静かに観たい。


チョコレートドーナツ。
その言葉のかわいらしさと、ジャケットの男性のすてきな笑顔に惹かれて以前から観てみたいと思っていた映画です。
単純にドーナツが好きというのもあります。
仕事でミスをしたために休日ながら朝に職場に寄ってきたので、実は落ち込んでもいました。
自分、駄目だなと。
そこで心のデトックスがしたいと思い、心が洗われるような、そうして自然と涙が出てくるような映画が観たいと思ったのです。


そういえば、あらすじを知らないと思い、ジャケットの裏をみると、どうやら他人であった3人が家族として暮らす物語のようで。
そのうちのひとりがゲイ、というのは見ましたが、あまりきちんとあらすじを読まずにレンタルしました。
いわゆるオカマキャラは好きだったので、なんだか楽しそう、そう思いました。



観てみてびっくり。
ゲイカップルが子供を育てる映画でした。

過激すぎる描写こそないものの、綺麗な男性ふたりがキスしたり、愛し合ったりしているのをみるのは何だかとても照れくさったです。

血こそ繋がっていないものの、また、暮らした1年がダイジェストのように流れていくものの、3人の深い愛情が感じられて、観終わったときに誰かと深くハグがしたくなる映画でした。

ラストは涙なしでは観れなかったな。

大恋愛よりも、安定がほしいな〜と思っていたのですが、久々にそういうところも刺激されました。
誰かを愛し、そうして愛されるのって、ほんとうに素晴らしいことなんだと思いました。
恋愛に疲れていたり、面倒だなと感じているような方にも観てほしいです。
自分がまさにそれだったので。


表情や、笑顔がとても印象的な映画でした。
またいつか観たいと思います。